打合せと買い物で

ほぼ1か月毎に仕事の打合せを協力者のAさんとしていますが、今回の場所は八街です。主な打合せの議題は5月以降に行う栽培試験の内容と莢実の販売方法です。
ブログ(現地訪問で思ったこと その3)に書いた通り、「愛の香り」の19年度の栽培で、子実の充実不良が一部の栽培農家で認められているので、それにクリアするための肥料試験を行うことにしました。本年の目的は葉面散布型の肥料を供試して、適切な処理時期を見いだすことです。また、併せて八街以外の地域で、栽培適応性を調査すべく検討することにしました。
また、莢実の販売については、2月下旬までに具体的に準備し、3月上旬から本WEBサイトでアナウンスをすることを再確認しました。販売対象は営利栽培をされる方を優先しますが、在庫があれば家庭菜園等の非営利栽培の方にも少量での販売を行うことにしたいと思います。
このような内容で2人での打合せを終えてから、肥料試験をお願いする予定のFyさんのお宅へ。Fyさんにはビニールハウスの修繕作業を中断して、説明を聞いてもらうことになりました。
Aさんが栽培試験の前段として土壌分析を行っていたので、その結果を説明、カリ成分が少し不足とのことです。分析元のデータ資料には、その記載は無いのにと思いつつ、Fyさんと話をかわしているのを聞いていると、だんだんその気にさせられてきます。土壌の世界は奥深いものと改めて実感しました。その後ようやく小生の出番となり、先程Aさんと話した結果をお伝えします。
植付け間隔(植栽密度)についてのやり取り等をした後、実際の調査等はできるだけ二人でやりますのでよろしくと話し、実施を了解してもらいました。肥料販売店やメーカーとの圃場打合せについても説明し、別れの挨拶をして、おいとましました。

次の小生の訪問先は、落花生販売店です。そこで買うものは、先日予約を入れた莢殻製品、らっかせいまくらです。以前から、製品のあることは知っていましたが、ネットで確認すると一昨年3月でネット販売中止、実店舗でも在庫限りとなっています。あわてて実店舗を探すと、八街で見つかりましたが、電話を入れたら最後の一個のみとの返事です。これは買うしかありません。
5時半過ぎに店に行くと、若い女性店員さんが品物を出してくれました。「これですが」というニュアンスと表情が「これでもいいんですか。お高いですよ」と言っているように思えるのは、小生の被害妄想でしょうか。困ったものです(^^;) 。
店の写真も撮って、ブログに紹介したいと思ったのですが、いろよい返事が貰えなかったので、以下「らっかせいまくら」のみの写真と説明になります。ご了解ください。

 

 

 

持ち運びに便利なように包装され、説明書が添付されています。

 

 

包装袋から出しました。落花生のさやの形を模したものだそうです。大きさは中位で、小さな乾燥剤が同梱されています。

 

 

外カバーを外すと中袋が出てきます。

 

 

中袋の内側には莢を入れた内袋があります

 

 

内袋を開けると落花生の莢が見えます。

 

 

莢殻は1cm弱に粉砕されています。それを水道水とオゾン水で2度洗浄後、脱水機や天日乾燥で水分を飛ばして、中に詰めるそうです。オゾン水は強力な洗浄・殺菌効果がありますが、残留性がなく安全で環境に優しいとのことです。

 

 

パンフレットは3枚添付されていました。この枕は地域産業資源活用事業 認定商品となっているそうです。その特徴として国産の天然素材を使用し、消臭性と吸水性に優れていることがあげられています。多孔質な落花生殻の特性が生かされているようですね。
ただ、枕の堅さは固めで、小生のような柔らかめが好みな人には向いていないとのことです。また、湿るとカビや虫が発生しやすくなるので、1週間に1度位は天日干しや室内干しをやることが推奨されています。これはずぼらな小生にとっては結構負担になるかもしれません(笑)。
らっかせいまくらが販売中止になった理由不明ですが、その利点を生かしつつ、他の素材との混合利用も含めて検討がなされると復活があるかもしれません。期待したいと思います。

以上、落花生の莢利用の一つとして、落花生人形に続き、らっかせいまくらを紹介いたしました。残りは家畜舎での敷き材(馬の寝床等)用途がありますが、いつの日か紹介できればと思っています。久しぶりの長文形式で失礼しました。

 

2020年01月27日