賞味期限間近の熟成した(と思われる)落花生納豆、いよいよ試食です。2パックありますが、1パック目はそのまま、2パック目は添付の海苔・鰹節+タレを掛けて食べてみます。製造販売元ひまわりの店員さんオススメのやり方です。一応比較のために大豆の小粒納豆も食べてみます。
落花生納豆のパッケージを開けたとたん、かすかな落花生の香りがしました。大豆の納豆に比べて弱い気はしますが、ちゃんと自己主張をしています。
朝に1パック目を開けて、香りを大豆納豆と比較、やはり違う香りですね。納豆好きには両方とも良い香りと言われるかな。色と形には顕著な違いが、大粒まるごとの落花生は大きい細長い!色は小豆をやや薄くした赤茶色で、煎り豆やゆで豆にしたより濃色です。存在感はありますが、豆の間に隙間が有るため、ぎっしり詰まって量が多いという印象はありません。挽き割りにした方がより量が多く見えて良いのかなと感じました。
そのままでも糸は引いていますが、混ぜると美味しくなる大豆納豆に準じて、混ぜてみます。大豆納豆ほどではないですが、糸が増えました。美味しくなった気がします。
さて、試食です。うん?軟らかいな、ゆで豆を少し硬くしたような感じです。でも間違いなく納豆の味、落花生特有の香りやコクは予想したほど強くは無い気がします。大豆納豆と比較してみると、少し甘味を感じるかな。
2パック目はその日の夜に。夜に納豆を食べる習慣はあまり無いので少し新鮮な感じです。落花生納豆と大豆納豆の両方に海苔・鰹節+タレを掛けます。すると共に無添加に比べ食味は向上、良い味になりました。ただ、無添加よりは味の差は縮小、味はタレによる部分も大きいと思いました。素材を生かすためのタレを時間を掛け開発しましたと店員さんが言っていたことを思い出します。
素材そのもので勝負するというのは、他の食べ物でも実際には難しいようですが、大豆の納豆でもタレで味が変わることから言えば、納豆全般として同じことがいえるかもしれません。タレなしでもとても美味しい納豆、できれば落花生で実現して欲しいですね。そのためには、好適品種の選定や育種が必要なのかなと感じました。小生好みの少し硬めで小粒の落花生納豆をということで言えば、まずはオオマサリの挽き割り納豆ということになるのでしょうか。あるいは、白色小粒の品種はどうでしょうか。可能であれば、今後自分でも落花生の納豆作りに挑戦したいところです。
それにしても、ひまわりさんの世界初の落花生納豆づくりに対する情熱と努力には心から敬意を表したいと思います。今後の進展を楽しみにしています。頑張ってください。