落花生で作った納豆を購入しに行ってきました。
佐倉市にあるひまわりというお店です。ちょっと遠いけど、小生が時々お邪魔する国立歴史民俗博物館からは車で10分ほどの距離です。
ところが、出掛けようと思っていたら、家内が水害で買換えた自分の車に任意保険が掛かってないと騒いでいました。購入店で継続手続きするのを忘れていたとのこと。もしやと思って自分のネット保険の状況を調べると、何と自分の更新車でも同じ状況、慌ててネットで変更手続きをしました。危ないところでした。娘の車は何も言わなくても、保険屋さんが忘れず変更手続きをしてくれたとの話を聞いていたので、自分もそうかなと。甘いですね。次回は販売店と保険屋さんを換えようか。でも、そんな機会が巡ってくると、それはそれで残念な話になりますが。
さて、午後3時過ぎに家を出発、カーナビを頼りに1時間半ほどで目指すお店近くへ。でも、店が見つかりません。車でぐるぐると5分近く周囲を回り、裏通りで人に聞いてようやくお店と駐車場を見つけることができました。ほーなかなかの店構えですね。いかにも城下町の店らしく、クラシカルモダンというんでしょうか、雰囲気満点です。品物も数多く、暖かな照明がうまくマッチしています。
店員さんに「落花生の納豆を電話予約したものですが」と告げると奥から品物を出してきました。密閉されたパッケージに入った納豆を初めて見ました。きれいなパッケージで期待が高まります。味はどうですかと聞くと、「納豆は2個入りでタレとのりが一緒に入っているので、それをかけたものとかけないもので食べ比べて下さい、それぞれ美味しいですよ」とのことです。ホームページでは落花生に合う納豆菌を見つけるのが大変だったそうですが、その辺も実際に食べて確認できそうです。
小生が「このようなかわった落花生の育種をしているものです」と、育成系統の見本種子を見せたら、店員さんは興味を持ったようでスマホで写真撮影、「社長や専務に名詞と一緒に見せます」と言ってくれました。
「特にどれが良さそうですかね、この白い小さな豆は、大豆の納豆並の大きさなんで、使えると思うんですが。」と聞いてみました。
「さあ、味がどうですかね」
「煎り豆ではけっこう甘くて美味しいので。良いんじゃないかと」
「特に大きさがどうこうというのはわからないです。やっぱり味でしょうかね」
「自分の育種は実が大きいものを選ぶというのが主体なんですが、小さい実でもこの白い系統のように収量が比較的高くて、食味も良いのがあるので、使い道さえあれば品種にしたいと思っていまして。その点で、納豆に注目してるんです。自分自身が小粒の納豆が好きなんで、そう思ってしまうかもしれません」
「その辺は、人それぞれで違いますから、一概には言えないと思いますけど。まあ、小粒好みを否定はしませんが」
その他、今の産地の状況や茹で落花生がよく売れる等いろいろな話を伺いました。落花生の甘さの調査方法等、お互い少しかみ合わない話もありましたが、落花生に対する熱意は感じることができました。房総ぼっちという商品が、地元や全国のコンクールで入賞したこともあり、売れ筋であるとの話を聞いて、それも購入し店を後にしました。写真をいくつか撮りましたので、掲載します。
なお、落花生納豆の写真と食レポは後ほど。