現地訪問で思ったこと その2(Fuさん宅にて)

Fさん宅から20分掛けて移動。次はFuさんのお宅です。当初約束より30分遅れとなってしまいました。途中で遅着となることを電話しましたが、慌てずゆっくりで良いからといってくれて、一安心。心配りが相変わらずです。
到着したら、台風15号で損害を受けたビニールハウス群の撤去作業中。先日訪問した時は20棟以上で大変な作業になるだろうなと思っていたら、ひしゃげた鉄骨が抜かれて置いてあるだけのもうほとんど終了状態。早いですね-。聞けば、ビニールは自分たちで、鉄骨の抜き取りは農協職員等の皆さんの協力を得て行ったとのこと。皆さんに協力いただく有り難さがここでも感じられました。当方も親族が大雨で大被害を受けた際に、ボランティアも含め友人・知人等の手助けがどれほど有り難かったことか。身にしみて思い出します。
Fuさんいわく、今後は鉄骨の最終片付けに取りかかるところだが、今使っているトラクター+バケットに換えて、トラクター+ショベルハンドで行う予定とのこと。ショベルハンドはまだ届いてないが、ユーチューブを見て販売店を探し購入手配をした。ユーチューブで探せるのは、事前に動作確認もできて良いと言う話でした。販売店の確認に行ったら、特に店頭営業はしていなく無店舗販売で、安い理由がわかったが、電話での対応も良く販売実績があるので、心配はしていないとのこと。今はそういう時代でもあるという言葉が印象的です。当方もいずれはユーチューブに進出しようかという気になります。
そういえば、先日「大雨の被害」の記事で使った動画を一度ユーチューブに上げたっけ。でもWEBサイトへ転送する方式(アプリが推奨している)を試行したら、できたのだけど他人の動画が一緒にくっついてきて邪魔になり、結局直接動画アップ方式にした経緯があったなあというわけです。回避する方法はあるかもしれませんけど、今のところ必要性を感じておらず、ユーチューブの動画は非公開処理へ。ユーチューバ-の道は遠い!ですが、写真と共に動画を今後は撮っていきたいところです。

さて、今回の訪問目的の本題に入りましょう。委託採種状況の調査です。昨年の販売実績をもとに、今年の採種依頼株数は半分規模、でもそこそこの数です。今年は災害続きでFuさんも困ったと思いますが、昨年以上の対応をして下さいました。台風の前に、自分の栽培作物の対応で多忙なところを押して、乾燥中の採種株を圃場から引き上げてくれ、しかも手で脱莢し自然乾燥、莢選別まで行ってくれています。去年は乾燥莢の機械脱莢を行っていただきましたが、莢選別は当方で行っています。当方は今年、楽をさせていただきました。
Fuさんには、「愛の香り」の採種栽培の委託とは別に、生産販売用の種子をご購入いただき、実際にゆで豆用として生産販売してもらっています。スーパー等で比較的良い価格で販売できたが、手堀莢の脱莢に時間が掛かり問題だったったとのことです。来年は栽培面積を増やす予定もあるので、当方でも使っている生莢脱莢機を導入し、利用したいとのこと。また、当方から採種栽培にも使えるのではとお話ししたところ、そうしてみたいそうです。面積を増やすとはうれしいお話、生莢脱莢機は活躍できると思いますとお話ししました。
乾燥中の選別莢を写真に撮りましたので、ご覧ください。良質な莢だと思います。これを剥き実にして、今年は種子として皆様に販売する予定ですので、どうぞよろしくお願いします。種子の発芽試験は早めに行っておくつもりです。

さて、今回の訪問でもFuさんの態度は、災害復旧中にもかかわらずいつもとかわらない落ち着いたものでした。冷静で合理的な思考をするFuさん、情報収集に余念の無いFuさん、たまにNoと言うこともありますが、Yesと言ったときはベストな対応をしてくれるので、とても安心です。今後も信頼できる生産者としてお付き合いいただければ当方としてはうれしい限りと思っているところです。
次の訪問先もあるので、とお話してお別れの挨拶をし、Fuさんのお宅を出ました。次はFyさんのお宅、次の「現地訪問で思ったこと その3」で紹介させていただきます。よろしく!。

2019年11月18日